たった3ヶ月でタイ語日常会話を話せるようになった勉強法

「タイ人と少しでいいからタイ語で話をしたい」

タイ好きの方やタイ語を勉強しなければならない状況の方なら、誰しもがこのような状態を夢見ていることでしょう。

実は、勉強法さえ間違えていなければ、難しそうに思えるタイ語でさえも時間をかけずに習得することができる。

実際に、本記事を書いている私は、タイ語日常会話を独学で1から勉強し、約3ヶ月で生活に困らない程のタイ語を習得してきた。それは今でも忘れることなく、ずっと頭の中に残っている。

もし、あなたが少しでも早くタイ語日常会話を習得し、タイ人とタイ語で話をしたいと思っているなら、ぜひこの記事を参考にしてみてほしい。そうすれば、なぜ私が約3ヶ月という短い期間でタイ語を習得できたかよく分かる。

そして、あなたもタイ語日常会話の勉強法がわかり、日常会話を話せるようになるだろう。

たった3ヶ月でタイ語日常会話を話せるようになった勉強法

先に述べておくと、タイ語日常会話を話せるようになるには以下の4つのサイクルを効率良く適切に回すことが大切である。決して順番を間違えてはいけない。

  • 単語ではなくフレーズで「覚える
  • 最初のうちは疑問文を用いて「話す
  • 頻繁に使われている単語(フレーズ)を「聞く
  • Googleや本で聞いた単語(フレーズ)を「調べる

この4つのサイクルは、私がタイ語日常会話をストレスなく話すことができるまで実践してきた方法だが、何か1つでも欠けてしまっては日常会話どころか自己紹介すらできない。

実際に、日本人の「英会話力」がそれを顕著に示している。どれだけ一生懸命フレーズを覚えて、会話を聞いて、単語を調べても、「話す」ことを忘れていると日常会話は一向にできないのである。

では、どういった方法を用いて3ヶ月でタイ語日常会話を話せるようになったのかこれから明らかにしていく。

単語ではなくフレーズで「覚える」

「単語を覚えずして、会話ができるわけがない。」そう思う方がほとんどだが、実はそうでもない。

私が、タイ語日常会話を効率良く話せるようになったのは、単語ではなくフレーズでタイ語を覚えたからである。

考えてみればわかる話だが、「トイレ」という単語を覚えたからといって、「トイレはどこにありますか?」と言えるはずがない。一方で、フレーズを覚えると日常会話にそのままの形で出てくる。

難しいように考える方も多いと思うが、まずは、タイ語学習用に本を1冊購入し、日常的に使うであろうフレーズを口ずさむことができる程度に覚えることが大切である。

そうすれば、実際に日常で使っていくうちに頭の中にフレーズが叩き込まれていく。単語は後から付いてくるので心配はない。

では次のステップ「話す」に入っていきたいと思う。

最初のうちは疑問文を用いて「話す」

  1. これはいくらですか?
  2. おすすめのメニューはありますか?
  3. トイレはどこにありますか?
  4. これをください
  5. 料理をからくしないでください

仮に上記のような、タイ語の本に載っている(レストランで使える)フレーズをいくつか覚えてみるとしよう。

覚えたら実践。実際にレストランで使ってみることが重要である。そして、ここで大切なのは、疑問系のフレーズを用いて会話をしていくことつまりフレーズ①、②、③のような疑問系のフレーズを使うということが大切である。

理由は簡単で、疑問系のフレーズを使うことで、会話に発展するからである。

会話に発展すれば、タイ人ウエイトレスのタイ語での返答も聞けるはず。そしてまたこちらから言葉を投げかけることで、不思議ではあるが、日常会話のフレーズが勝手に頭の中に入っていく。

最初は返ってきたタイ語の意味が分からないことも多いが、その場合はジェスチャーも織り交ぜつつコミュニケーションを取るのがベスト。自然とリスニングもできてくる。

まとめると、通常、レストランでは「これをください」や「料理をからくしないでください」など、メニューを注文するだけになってしまいがちだが、あえて疑問系を用いで言葉のキャッチボールを多くすることで、タイ語を話す機会を増やすことが大切である。

そうすると、話す能力が格段に身につくだけでなく「聞く」能力(リスニング)も自然と付いてくるということだ。※レストランを例に挙げたが、他のシチェエーションでもやることは同じである。

では、次のステップ「聞く」に入っていく。

頻繁に使われている単語(フレーズ)を「聞く」

レストランだけでなく、様々なシチュエーションで疑問系を用いて言葉のキャッチボールをしていると、必ずと言っていいほどタイ人が頻繁に使う単語やフレーズが耳に残り、頭の中に染み付いていく。

そして、耳に残る単語やフレーズがいつ、どこで、どのような使われ方をしているのか理解していくことが必要だ。(結論その頻出単語を調べることになるのだが。)

例えば以下のような単語がある。

  • マイ|〜ない(否定)や、〜か?(疑問)
  • チャイ|はい、そうです
  • ダイ|〜できる
  • アライ|何
  • ティナイ|どこ
  • ミー|ある、持っている
  • パイ|行く
  • マイペンライ|大丈夫、気にしない

まだまだあるが、これらの単語は、私が実際にタイ人と話をしている中で、耳に残った単語である。私の場合は、気になる言い回しなどがあれば、すぐにGoogleや本で調べるようにしていた。

また、タイ語を話す上では発音や声調が重要なのだが、タイ人のタイ語を聞いていると、どういった発音をしているか、どういった声調をしているかというのが徐々に分かってくる。

こればっかりは、会話をして、「話す」「聞く」を繰り返すしかないのだが、逆にこの繰り返しができればタイ語日常会話の習得はさほど難しくない。

この方法で、私は3ヶ月で頭の中で言語処理ができるようになり、わざわざタイ語を日本語に訳してからタイ語に戻すという作業をせず、タイ語に対してタイ語で返せるようになった。

では、最後のステップ「調べる」へ入ろう。

Googleや本で聞いた単語(フレーズ)を「調べる」

これまでの流れ「覚える→話す→聞く」をやっていると必然的に入ってくるのが「調べる」である。

このときに何が大切かというと、日常会話の中で出てきた単語やフレーズのみを抽出して調べていくことである。

日常会話に出てこない単語を調べても、使う機会がないので何の意味もないので、必ずタイ人と会話している中で使われている単語を調べよう。

そうすれば、「あのとき、こういうシチュエーションでこの単語を使っていたな」と想像しながら勉強することができる。

そして、もし単語を調べても出てこなかったり、意味が分からなければ、遠慮なくタイ人に聞くといい。笑顔で教えてくれるはずだ。

タイ語の日常会話を勉強する上で大事なこと5つ

「覚える→話す→聞く→調べる」このサイクルを効率良く適切に回していくことによって、タイ語日常会話レベルであれば誰でも必然的に習得できることが分かったと思うが、実際にそんな上手くいくのだろうか?と思う人の気持ちもわからなくもない。

なぜならこれまで伝えてきたことは、タイ語を話す相手や分からなければ聞く相手がいるという前提の話だからである。

つまり、私には少なからずタイ語をインプット・アウトプットする環境があったということ。これはかなり大切な要素である。

こういったことも含めて、タイ語を勉強する上で大事なことを5つほど挙げていきたいと思う。

タイ語を勉強する目的を明確化する

タイ語の勉強だけに関わらず、何か物事を円滑に進めるためには、目的を明確化することが大事である。

タイ語を勉強する目的は正直何でもいい。例えば、タイ人にモテたい、好きな人がタイ人である、仕事で使う必要があるなど。

あくまで言語は他人とコミュニケーションを取る手段(ツール)でしかないため、目的を明確にすると確実に伸びると断言しておく。

毎日欠かさず勉強する

タイ語の勉強だけに関わらず、毎日継続して何か物事を進めることが大事である。

筋トレが良い例だろう。1ヶ月に8時間(480分)トレーニングするのか、毎日必ず16分コツコツとトレーニングするのか。確実に後者の方が良い成果を残すに違いない。

言語も同じである。毎日数分でも良いので勉強してほしい。

ただこのときに注意してほしいのが、インプット中心の勉強ではなく、アウトプット(話す)を積極的にしていってほしい。(理由は後ほど説明する。)

持ち歩く本は1冊に絞る

タイ語を勉強するときに持つ本は、なるべく1冊にする方が良い。そして中身は、単語(日本語・タイ語・発音記号が記載)と例文が載っているものをおすすめする。

本を何冊も持つのが悪いとは言わないが、それぞれの参考書によって表現が少しずつ違うということもあるため、発言に迷いが出てしまうことも。

まずは、1冊片手に持ち、勉強していこう。

タイ人と話せる環境を作る

タイ語日常会話を話せるようなるために一番大事なことは、「環境」を作ることである。

どんなに勉強ができない人でも、タイ人と話ができる環境を作ることができれば、タイ語日常会話を話すのはそれほど難しくない。

その理由は、半強制に近い形で学習することができるからである。

一番手っ取り早いのは、その環境に無理矢理身を置くこと。タイ人の友達を作ってみる、タイ料理屋で働いてみる、などが考えられる。

これを実現できれば、日常生活にタイ語があれば、あっという間に日常会話を習得できる。私も初めは、タイ人と話をしないといけない環境から入り、今日常会話ができる状態に至っている。

アウトプット(話す)を積極的に

環境を作っても話をしなければ意味がない。アウトプット(話すこと)を積極的に行うことが大事だということを忘れてはいけない。

私の場合、毎日単語を覚えつつ、人と会話をすることで圧倒的に場数を踏んできた。だからこそ、話すだけでなく聞く場面も多く作れたし、それによって調べることも多くなる。

日本人は、英語をたくさん勉強してきたにも関わらず、話せる人が少ない。それはなぜなのか、アウトプットの量が少なすぎるという理由以外何もない。

タイ語日常会話を話せるようになりたければ、アウトプットを積極的に行おう。

おわりに

さて今回は、たった3ヶ月でタイ語日常会話を話せる勉強法を紹介したので、大切なことを最後にまとめておく。

  • 単語ではなくフレーズで「覚える」
  • 最初のうちは疑問文を用いて「話す」
  • 頻繁に使われている単語(フレーズ)を「聞く」
  • Googleや本で同単語(フレーズ)を「調べる」

何度も言うことになるが、上記の4サイクルを効率良く適切にできれば、タイ語日常会話はを話すことはそれほど難しくない。

義務教育で習ってきた英語のような勉強法ではなく、アウトプット第一に考えることで、あなたの悩みは解決するだろう。