本記事で学べるタイ語
- マイ ใหม่(mày):新しい
- シン ซิง(siŋ):真新しい
- ガオ เก่า(kàw):古い
- ムー ソーン มือสอง(mʉʉ sɔ̌ɔŋ):中古
- ボーラーン โบราณ(booraan):昔々の
- ガオ ゲー เก่าแก่(kàw kɛ̀ɛ):古い(年代)
- ラー サマイ ล้าสมัย(láa samǎy):時代遅れの
今回はタイ語の「新しい」と「古い」の言い方について見ていきましょう。
タイ語で「新しい」はマイใหม่を使う
新しい | |
発音 | |
タイ語 | ใหม่ |
発音記号 | mày |
タイ語カナ | マイ |
タイ語で一番よく使うのは、「マイ ใหม่」です。語順としては、「スア マイเสื้อใหม่ (新しい服)」「フェーン マイแฟนใหม่(新しい恋人)」のように名詞の後ろに置きます。発音する時は、低い声で言うようにするといいでしょう。
เมื่อวานนี้ ซื้อ กระเป๋า ใหม่ ตัด ผม ใหม่ เหรอ この言い方は、「新しい髪型にする」という意味では間違っていないのですが、時々、日本語の少し分かるタイ人に日本語で「新しい髪ですね」なんて言われると、ちょっと違和感を覚えてしまいます(笑)。 また、「新鮮な」と言いたい時には「マイ ใหม่」は使えません。ですから、「新鮮な野菜」は「パック ソットผักสด」を使います。「ソットสด」には、「新鮮な、生の」といった意味があります。 |
若者が使う「新しい = ซิง シン」
真新しい,まっさらの | |
発音 | |
タイ語 | ซิง |
発音記号 | siŋ |
タイ語カナ | シン |
他に割と若者が使う「新しい」という言葉として、「ซิง シン」という言葉もあります。この言葉は、新しくてまだ封を切っていないような物に対して、「お、新しい電話だね」などと使いますが、「マイ ใหม่」と一緒に使ったり、「ซิง ๆ シンシン」と繰り返して使います。
โทรศัพท์นี้ ใหม่ ซิง ๆ เลย |
タイ語で「古い」はガオเก่าを使う
古い,以前の | |
発音 | |
タイ語 | เก่า |
発音記号 | kàw |
タイ語カナ | ガオ |
タイ語の古いという表現には「ガオ เก่า」があります。「新しい」と同じように名詞の後ろに修飾語としても使うことができます。
Ex.「ファイ ガオไฟล์ เก่า(古いファイル)」「ロット ガオรถ เก่า(古い車)」 前の、以前のという意味で「ガオเก่า」を使うこともあります。 Ex.「フェーン ガオแฟนเก่า(前の恋人)」 |
「古い」の他の言い方①ムー ソーン มือสอง
中古 | |
発音 | |
タイ語 | มือสอง |
発音記号 | mʉʉ sɔ̌ɔŋ |
タイ語カナ | ムー ソーン |
他には、「中古」という意味で言いたい時は「ムー ソーン มือสอง」という言い方もあります。
Ex. 「ロット ムーソーンรถ มือสอง(中古車)」「スア ムーソーンเสื้อ มือสอง(古服)」 |
「古い」の他の言い方②ボーラーンโบราณ
古代の,昔々の | |
発音 | |
タイ語 | โบราณ |
発音記号 | booraan |
タイ語カナ | ボーラーン |
時代として昔のイメージの「古い」では、「ボーラーンโบราณ」という言い方もします。ちなみにこの言葉を使うと、「大昔」といった感じがします。
Ex.「サマイ ボーラーンสมัยโบราณ(昔の時代)」 ちょっと皮肉っぽくなりますが、頑固な人に頭固いね、という意味で「ホア ボーラーンหัวโบราณ(頭が古い)」という表現もあります。 |
「古い」の他の言い方③ガオ ゲーเก่าแก่
古い | |
発音 | |
タイ語 | เก่าแก่ |
発音記号 | kàw kɛ̀ɛ |
タイ語カナ | ガオ ゲー |
年代物のイメージや老舗のお店などには「ガオ ゲーเก่าแก่」という言い方もあります。
「ラーン ガオร้านเก่า」というと、ただ古臭い感じがしますが、「ラーン ガオゲーร้านเก่าแก่」というと老舗のお店、という意味になります。 |
「古い」の他の言い方④ラー サマイล้าสมัย
最新でない,時代遅れの,古い,ダサい | |
発音 | |
タイ語 | ล้าสมัย |
発音記号 | láa samǎy |
タイ語カナ | ラー サマイ |
「時代遅れ」という意味では「ラー サマイล้าสมัย」という言葉もあります。
โทรศัพท์นี้ ล้าสมัย แล้ว ใช้ ไม่ ได้ |
まとめ
いかがだったでしょうか。タイ語の「新しい」「古い」という身近な言葉には、こんなに広がりがあるなんて、面白いですね。
タイ人と話している中で、ニュアンスの違いでなかなか伝わりにくかったことも、少しずつ分かっていくと、どんどん楽しくなりますね。