「パッタイ(ผัดไทย)」とはどんな味?タイ語での意味や食べ方

もちもちとした食感と甘酸っぱい風味が特徴の「パッタイ」。タイの料理店で食べたことがある人も多いはずです。

この記事では、パッタイという言葉の意味や種類、注文方法を紹介します。最後には、日本国内で揃う材料を使ったレシピを紹介するので、興味がある方はぜひ作ってみて下さいね。

タイ発祥?パッタイはどこの国の料理?

パッタイは、1930年代にタイで生まれた料理です。その背景には、第二次世界大戦中に洪水が発生し、米不足に陥った歴史があります。タイ政府が米の消費量を抑えるために、より入手しやすいライスヌードルを食べることを推奨しました 。そこで、ライスヌードルを使った料理が広まり、パッタイが生まれました。

その後パッタイは全国に広まり、1945年にタイ政府は、パッタイをタイの新たな国民食であると宣言しました。現在では、都市部・農村部を問わず全国でタイ国民や観光客に親しまれています。

タイ料理「パッタイ」の基本情報

パッタイ

料理名 パッタイ(ผัดไทย)
英語名 Thai fried rice noodle
食べられる場所 屋台、食堂、レストラン、フードコート
金額 30〜200バーツ(約105〜700円)
意味 パッ=炒める タイ=タイ(国名)
特徴 タイ風焼きそば
辛さ ★(辛くないタイ料理)

パッタイとはどんな料理?どんな味?

パッタイは、センレックと呼ばれる細い米麺を具材と一緒に炒めた料理です。英語では「Thai fried rice noodle」、日本語では「タイ風の焼きそば」と呼ばれます。具材にはエビや豚肉が使われることが多く、ニラ、卵、干しエビを加え、ナンプラーやパームシュガーで味付けをします。また、本場タイでは細かく刻んだ大根の塩漬けやエシャロットが入っていることが多いです。

日本の甘いソース焼きそばとは風味が異なり、パッタイは甘味の中に酸味を味わうことができます。これはエスニック料理に使われることが多い「タマリンド」と呼ばれる果物を味付けに使っているからで、甘酸っぱい梅干しのような風味を引き出します。

レストランや屋台では調味料を一緒に提供されることが多く、お好みでライムを絞って酸味を加えたり、ナンプラーをかけて塩味を足すことができます。パッタイは辛くないタイ料理なので、辛いのが好きな方は唐辛子ををトッピングしても良いでしょう。

パッタイとパッシーユの違いとは?

パッタイ

「パッシーユ」は、直訳をすると「醤油炒め」という意味です。タイの麺料理のひとつで、麺を具材と一緒に醤油ベースで炒めた料理です。タイの醤油は黒糖に似た甘みを持つので、パッシーユは甘い味が特徴的で、中華料理のような味と感じる人も少なくありません。一方、パッタイには醤油は使われないので、風味そのものが大きく異なります。

また、醤油ベースの味付け以外の大きな特徴に、パッシーユには太い麺が使われることが多いです。パッタイの細麺と比べてボリュームがあり、食べ応えのある料理となっています。

パッタイはどこで食べることができる?

パッタイは昼食によく食べられているタイの人気屋台料理のひとつです。特にバンコクやチェンマイなどの観光地では、街の至る所でパッタイ屋台が営業をしています。注文をするとその場で作ってくれるので出来立てが食べられ、お手軽な値段なのも嬉しいポイントです。

また、屋台の他にもレストランや食堂でも食べることができます。お酒との相性も良いので、夜の観光で小腹が空いた時に食べる料理にもおすすめです。

パッタイの種類と注文方法

パッタイ

パッタイには通常「センレック」と呼ばれる細麺が使われますが、店舗によっては麺の種類を選べることがあります。その場合は下のような違いがあると覚えておきましょう。

センミー ビーフンのような極細ライスヌードル
センレック 通常パッタイに使われる細めのライスヌードル
センヤイ パッタイにはあまり使われない太いライスヌードル
バミー 小麦を使用した麺

パッタイの食感を楽しむためにも、おすすめはセンミーもしくはセンレックです。春雨を使っているお店もあるので、ヘルシーな春雨を好む場合は「ウンセン(วุนเส้น)」と注文しましょう。

さらにお店によってはパッタイの具材を、エビの他に豚肉や鶏肉から選べる場合があります。また、卵でパッタイの麺を包んだ「パッタイホーカイ(ผัดไทยห่อไข่)」という料理もあります。パッタイを提供する多くのお店がパッタイホーカイも提供しているので、普通のパッタイに飽きたときにはこちらも挑戦してみてください。

本場タイ人のパッタイの食べ方

パッタイを注文すると、料理と一緒に別皿で生のもやし・ニラ・バナナの花・ライムなどが提供されます。こちらは付け合わせなので、タイ人はパッタイに途中で混ぜたり、そのまま口直しに食べたりするようです。

またタイではお皿を持ち上げることはマナー違反になるので、お皿は持ち上げずに箸やフォークで麺を口まで運ぶようにしましょう。音を立ててすするのもマナー違反なので、気をつけましょう。

パッタイのレシピと作り方

パッタイ

それでは、家庭でも作れるパッタイのレシピを紹介します。ここでは日本で手に入りやすい材料のレシピにアレンジしています。

パッタイの材料(2人分)

センレック麺 100~120g
エシャロット(薄切り) 1個分 *なければ赤玉ねぎ
卵 2個
むきエビ 8〜10尾
干しエビ 20g
桜エビ 20g
たくあん(5㎜角) 20g
厚揚げ(1.5㎝角) 40g
ニラ(4㎝長さ) 20g
もやし 80g
サラダ油 適量
刻んだピーナッツ 10g
パクチー お好みの量を
ライム 2スライス
塩胡椒 適量
★オイスターソース 大さじ2杯
★砂糖 小さじ1杯
★ナンプラー 適量
★鶏がらスープの素

パッタイのレシピ・作り方

  1. センレック麺をパッケージに書かれている通りにお湯でもどしておく
  2. ★を小鍋で中火で5分ほど煮詰めておく
  3. フライパンにサラダ油を適量入れ、卵を強火でふんわりと炒め、一度フライパンからおろす
  4. むきエビは事前に塩胡椒で下味をつける
  5. エシャロットとむきエビを炒め、火が通ったら干しエビ、桜エビ、たくあん、厚揚げを加える
  6. 4にニラ、もやしを入れ、さっと炒める
  7. 全体に油が回ったら、1でもどしておいた麺と★、卵を入れ弱火で麺をほぐすように炒める
  8. 全体に味が馴染んだら、お皿に盛り付け、ライムを添え、パクチーと刻んだピーナッツをかける

パッタイを作る際のコツ

パッタイの麺は、炒めすぎると麺のコシがなくなってしまうので気をつけましょう。他の材料を炒めてからフライパンに入れ、調味料を馴染ませるイメージで軽く熱するのがコツです。また、卵はふんわりと仕上げたいので、必ずフライパンがしっかりと熱っしられてから卵を入れるようにしましょう。

さらに本格的なパッタイを食べたい場合、もやしは炒めずに生でパッタイに添えると良いでしょう。

まとめ

パッタイの種類やレシピを紹介しました。パッタイは長年タイ国民に愛されてきた料理で、辛くないので日本人でも食べやすいと評判です。タイに足を運んだ時はぜひ屋台で本場のパッタイに挑戦してみてください。

具材を工夫すれば、お家でも作ることが可能です。エビのパッタイはもちろん、肉類は何を使っても美味しく出来上がるので、冷蔵庫の残り物を消費するためのメニューとしても活用できます。