【旅行者必見】タイで守るべき19のマナーとルールとは?

タイ旅行に行く人
もうすぐタイ旅行に行くのですが、タイには日本にはない独自のマナーやルールがあると聞いて気になっています。タイ旅行の際に知っておいたほうがいいマナーやルールを教えてください。

 

こういった疑問にお答えします。

 

本記事の内容

  • タイで守るべき19のマナーとルールについて

 

本記事を書いている僕は、元タイ在住歴4年、その他これまでアジア圏10ヶ国ほどに足を運んできました。
そこで分かったのは、タイだけではなく東南アジア各国では、その国独自のマナーやタブーがあること。

 

今回は、タイで守るべきマナーとルールについて触れていきたいと思います。

 

タイ旅行を控えている方は、ぜひこの記事を参考にしてみて下さい。

 

タイで守るべき19のマナーとルールとは?

日本では何の問題もないような行為でさえも、異国の地では許されない行為になることがあります。

 

特にタイ”王国”では”王国”なだけあって王族関係のマナーが多いのが特徴的(仏教関連も多い)。独自のマナーやタブーあり、知らなければ法に触れてしまうこともあるのです。

 

実際に以下で挙げている19個のマナーやルールがこれまでタイで過ごしてきて分かりました。

 

特に旅行者が気をつけるべきマナーとルールをまとめてますので、タイに行く前に少し目を通しておきましょう。

 

国家が流れている時間は立ち止まろう

タイでは、駅や公園などの公共の場所で1日2回(朝8時と夕方18時)、国家が流れます。
国家が流れている間は、基本的にタイ人は立ち止まって王室への敬意を示す行為をしています。

 

それを知らない外国人は動いていても何も言われることはないですが、できる範囲内でタイ人と同じように敬意を示してみたいものです。

 

また、映画館では上映前に国王の映像とともに国家が流れるため、起立する必要があるので注意が必要です。

 

王族に関する悪口は厳禁

これはよく目にするマナーだと思いますが、タイ王国において王族・王室批判はNGだということです。
不敬罪を定めた刑法112条により外国人であろうと禁固刑の対象になります。

 

しかしながら、2019年に状況は一変。国王が代替わりしたためか刑法112条の規制が緩やかになっている傾向があります。

 

実際に西日本新聞では以下のように記載されています。

王室批判を厳しく禁じ、表現の自由を侵害していると国内外から懸念されてきたタイの不敬罪の摘発を当局が抑制していることが分かった。理由は、5月に正式に代替わりした国王の「指導」。2014年の軍政発足後、恣意(しい)的と批判されてきた不敬罪の適用をなぜ今、控えるのか。立件基準があいまいで刑罰が重い上、王室の不可侵性とも結び付いて市民やメディアからタブー視される不敬罪。

 

王族への煽るような発言は控えるべきですが、特に深刻に考える必要はないでしょう。

 

寺院(王族関連の場所)に行くときは肌の露出を控えよう

タイ 寺院 マナー

寺院や王族関係建物などに行く際は、神聖な場所であるため肌の露出を控える必要があります。

 

実際に、ノースリーブやタンクトップなどの肩が出る服や短パンで行くと警備員から注意されることがあります。
特に女性は気を付けないといけません。

 

※寺院で注意された時には無料で衣服を貸してくれたりもします。

 

仏像よりも高い位置に立たないようにしよう

ワットマハータート マナー

仏教国ということで、仏頭より高い位置に頭を出して写真を撮ることは禁じられています。
特に注意するべき場所が、アユタヤの「ワットマハータート」※上写真

 

低い位置に仏頭があるので座って写真を撮るようにしましょう。

 

寺院の本堂では靴を脱ごう

タイの寺院の本堂では靴を脱ぐルールがあります。

実際にタイ三大寺院やワットパクナムには靴箱があり、皆靴を脱いで入っていきます。

 

周りの観光客やタイ人の様子を見るとすぐにわかると思うので頭の片隅に入れておきましょう。

 

女性は僧侶や仏像に触れてはいけない

タイ 僧侶
僧侶(お坊さん)はオレンジ色の服を着ている

タイでは、女性が僧侶や仏像に触れることが禁じられています。特に修行中の僧侶は、女性に触れてはいけないルールのもと生活をしているので、発見しても物珍しさに握手を求めたり等の行為は控えましょう。

 

とはいえ、仏像に関しては金箔を貼ることは女性にも許されています。
例えば、ピンクのガネーシャで下写真のように仏像に金箔を貼ることができる場所があります。

 

20バーツほど払うことでこのような体験ができますが、こういった際は触れることができるのです。

 

電車やバスでは僧侶に席を譲るのが常識

タイを含む東南アジアでは、僧侶(お坊さん)はとても位が高い存在として扱われています。

 

そのため電車やバスなどの交通機関で見かけた際は席を譲るのが常識です。

 

挨拶は合掌(ワイ)で返そう

タイ 挨拶 ワイ
子どもがワイをしている様子

 

日本のお辞儀にあたる仕草として、タイには合掌(ワイ)があります。これは胸の前で手を合わせる動作で相手に敬意や感謝を示し、挨拶にも使われています。

 

身分によってワイのやり方は異なり、相手が僧侶なら頭部分、目上の人なら顔付近でワイをするのが基本です。

 

挨拶をする機会があれば、実践してみましょう。

 

人の頭を撫でる行為は控えよう

タイでは、頭は身体の中で最も神聖な場所と言われています。そんな頭を撫でるのは、無礼な行為になってしまいます。

 

タイ人の子どもと親しい仲であればあまり気にすることはないですが、それ以外の場合は気をつける必要があります。

 

最近の若者の間ではさほど気にしていない傾向がありますが、ちょっとしたマナーとして覚えておきましょう。

 

足の裏を人や仏像に向けない(足を組まない)ようにしよう

タイでは、身体の一番下にある足は不浄な場所として扱われているため、足の裏を人や仏像に向ける行為は良くありません。
特に注意すべき点は2つあり、寺院観光と電車でのマナーです。

 

実際に、ワットパクナム寺院で数多くの日本人が警備員に注意をされいます。インスタ映えの写真を撮るために足を伸ばし足の裏を向けてしまっているためです。

 

また、電車内で座席に座っている際に、足を組む仕草をする人もよく見受けられますが、足を組むことによってつま先が上がり、足裏が見えてしまうのでこれもよくないです。気をつけてください。

 

麺は音を立てずに食べよう

タイ 食事 マナー

麺を食べるときに音を立てて食べるのは日本人くらいで、麺料理の多いタイでは基本的に音を立てて食べません。
音を立てて食べる=お行儀が悪いと捉えられることが多いので、麺料理を食べる時は注意しましょう。

 

SNSでも話題になっておりニュースにもなっているので、ハーバービズネスオンラインの記事を一部抜粋しておきます。

タイも音を立てて啜らないです。日本人の若い人はタイのマナー通りに啜らないで食べますけど、特に日本人のおじさんは屋台でも音を立てるので、周りは引きます。うちの家内も、ボクの父親と麺屋台行って引いてました。ただ、ネットでバズっていたケースみたいに嫌悪感というほど嫌がる人はいません。なにこの人、くらいの見方です。この前ベトナム行きましたが、ここでも音を立てる人はいないですね。

 

食器は持たない・口をつけない

タイでは日本と違い、食器を持ち上げることや口をつける行為はNGです。
なので、トムヤムクン等のスープ類にはスプーンを使い口まで運びます。

 

日本食レストランでは特に気にする必要はありませんが、タイ料理屋では注意しましょう。

 

食事の際は立場が上の人がお金を払う習慣がある

タイでは食事の際、基本的にお金のある人が払うといった習慣があります。
これはタイ人の経済状況に加え、「拝金主義」や「タンブン(徳積みをする行為)」が関係しているためです。

 

日本人側としては理解に苦しむ方も多いので、知り合ったタイ人の方と食事に行く際は覚えておきましょう。
なお、すべてのタイ人に該当することはなく、割り勘やお金がなくても奢ってくれる方もいます。

 

スーパーやコンビニでのお酒の販売時間に注意

タイ お酒 販売時間

タイではスーパーやコンビニでのお酒の販売時間に制限があります。

 

  • 11:00〜14:00
  • 17:00〜24:00

 

上記の時間帯はスーパーやコンビニ等のレジがあるお店でお酒が購入可能な時間帯です。※これらの時間以外では購入できません。

 

とはいえ、空港や深夜営業のバーや居酒屋などではこういった規制はほとんどなく提供されていますし、前もって購入しているお酒を販売されていない時間帯に飲むことはOKなので安心しましょう。

 

また、タイには1年に数回はお酒の販売や提供ができない禁酒日というものがあります。
禁酒日に関しては今準備中の記事で改めて解説しますので少々お待ちください。

 

タバコを吸う場所は注意が必要

意外にもタバコを吸う場所は決まっているので、吸う場所には注意が必要です。
禁煙区域で吸っている場合は、最大2000バーツの罰金が発生します。

 

なお、アイコスなどの電子タバコ類は、タイでは使用禁止なので持っていかないことをお勧めします。
実際に、所持しているところを警察に発見され約15万円ほどの罰金を支払ったケースもあります。

 

第三者の前で人を怒ってはいけない

タイ人の性質として、プライドが高く怒られることを嫌う一面があります。特に第三者の前で怒鳴るように怒られたりするとトラブルになることもあるので注意が必要です。

 

こういった状況は仕事以外では起こらないかと思いますが、タイでは人前で大きな声を出すこと自体が下品で軽蔑される行為でもあるので覚えておきましょう。

 

チップ文化を忘れずに!

チップ文化があり、基本的にサービスを受けた時はチップを渡すのがマナーとなっています。

 

チップが発生する場面は様々ですがよくある5つの場面は以下のとおり。

 

  • ホテルでのサービス
  • レストラン
  • マッサージ
  • 象乗り
  • ゴルフ

 

チップの相場などは【タイ在住経験から得た】チップを渡すべき5つ場面と正しい相場価格で詳しく解説していますので参考にしてください。

 

トイレットペーパーは、流さずゴミ箱へ

タイでは、トイレットペーパーは流さずにゴミ箱へ捨てるのが常識です。

 

それには2つの理由があり、日本に比べて下水道の管がかなり細いということ、紙質が固く水に溶けにくいということです。

 

ホテルやショッピングモール内のトイレにも、捨てれるように便器横にゴミ箱があります。
慣れないことかもしれませんが、詰まってしまう可能性があるのでゴミ箱へ捨てましょう。

 

左手で物の受け渡しや握手は問題なし

数年前までは、左手は身体の中で不浄の場所とされ物の受け渡しや握手は良くないとされていました。

 

しかしながら、最近では左利きが認知されることによって以前よりも左手を使うことが許されるようになっています。

 

そかサイトでは、マナーとして書かれていることもありますが特に気にする必要はないでしょう。

 

まとめ

いかがでしたか?

 

タイでは、日本では考えられないマナーやルールが数多くあり、知らないうちに失礼な行為や恥ずかしい行為をしてしまっていることもあります。

 

今回紹介した19個のマナーとルールを頭に置きつつタイ旅行を楽しんでくださいね。