日本ではよく使う「お久しぶりです/久しぶり~」という挨拶ですが、タイではどのように言うのでしょうか?
実は、タイ語にも「久しぶり」と同じニュアンスのフレーズはありますが、その言い方は1つだけではありません。
今回は、タイ語で「久しぶり」の3つの言い方とよく使う会話表現をご紹介します。ぜひ、友達や知り合いと久しぶりに会ったときに試してみてくださいね。
タイ語で「久しぶり=マイダイジューガンナーン」
久しぶり | |
発音 | |
タイ語 | ไม่ได้เจอกันนาน |
発音記号 | mâi dâi cəə kan naan |
タイ語カナ | マイダイジューガンナーン |
一般的に日本語の「久しぶり」と同等の意味で使われているタイ語フレーズで、タイ人が最もよく使うものが「マイダイジューガンナーン ไม่ได้เจอกันนาน」です。
マイ ไม่ → 否定を表す表現 という単語から成り立っており、直訳すると「お互い長く会っていない」となります。つまり、「久しぶり」というニュアンスはもっていますが、長い間連絡をしていない相手にメールを送る場面では使えません。 |
「マイダイไม่ได้」は一般的には「~できない」と訳されます。今回の場合も「~できない」と訳せないことはありませんが、「マイダイไม่ได้」には過去の否定表現も存在します。
動詞の後ろに「マイダイไม่ได้」が付く場合は、「~できない」、動詞の前に「マイダイไม่ได้」が付く場合は、「〜しなかった、〜できなかった」と覚えましょう。
パイ マイ ダイ ไปไม่ได้(pai mâi dâi)⇒ 行けない(不可能)
マイ ダイ パイ ไม่ได้ไป(mâi dâi pai)⇒ 行かなかった(過去の否定表現)
友達同士で使う「久しぶり=マイヘンナーンレーオ」
久しぶり(フランクに) | |
発音 | |
タイ語 | ไม่เห็นนานแล้ว |
発音記号 | mâi hěn naan lɛ́ɛw |
タイ語カナ | マイ ヘン ナーン レーオ |
「マイダイジューガンナーン ไม่ได้เจอกันนาน」よりフランクな言い方で、友達同士で使うことが多いのが「マイ ヘン ナーン レーオ ไม่เห็นนานแล้ว」です。失礼な表現ではないので、誰に対してでも使うことができます。
マイ ไม่ → 否定を表す表現 という単語から成り立っており、直訳すると「長い間見ていない」となりますが、これも「久しぶり」として日常的に使われています。 「ヘン เห็น」は話し手が聞き手を長い間見ていないという意味なので、「お互い」を表す「ガン กัน」は不要です。 |
ラインやメールで言う「久しぶり=マイダイクイガンナーン」
久しぶり(メールやラインで) | |
発音 | |
タイ語 | ไม่ได้คุยกันนาน |
発音記号 | mâi dâi kʰuy kan naan |
タイ語カナ | マイ ダイ クイ ガン ナーン |
しばらく連絡を取っていなかった友達にLINEなどで「久しぶり」と言いたいときに「マイ ダイ クイ ガン ナーン ไม่ได้คุยกันนาน」を使います。
マイ ไม่ → 否定を表す表現 という単語から成り立っており、直訳すると「お互い長いこと話していない」になります。 日本ではLINEでいきなり「久しぶり!」と送ることが多いですが、「マイ ダイ クイ ガン ナーン ไม่ได้คุยกันนาน」はあくまで「久しぶり」というニュアンスを持っているだけなので、前後に「元気ですか?」などを付けてあげるのが一般的です。 |
「久しぶり」と一緒によく使う会話表現
日本語の感覚でいきなり「久しぶり」というのが不自然になる場面も存在します。 そのため、「久しぶり」と一緒に以下の表現を使うとよいでしょう。
サバーイ ディー マイ สบายดีไหม→元気ですか?
ペン ヤン ガイ バーン เป็นยังไงบ้าง→調子はどうですか?