【例文付き】タイ語で「お金」の言い方と正しい使い分け

本記事で学べるタイ語

  • お金(親しい間柄で使う):タン ตังค์
  • お金(丁寧に使う):ングン เงิน
  • お金(小さな単位):サターン สตางค์
  • お金(財産を意味する):シン สิน

タイ人との日常会話の中で「お金がないんです」など、お金についての話をすることもあると思います。

タイ語でお金の言い方は細かく分けて4つあり、それぞれ状況に応じて使い分ける必要があります。

本記事では、タイ語でタイ語で「お金」の言い方と正しい使い分けについて詳しく紹介します。

親しい仲で使う場合は「お金=タン ตังค์」

お金(親しい間柄で使う)
発音
タイ語 ตังค์
発音記号 taŋ
タイ語カナ タン
日常よく使う「お金」という単語には、「お金=タン ตังค์」「お金=ングン เงิน」があります。この2つの違いはずばり丁寧さ。

仲の良い友達と話す時には「お金=タン ตังค์」でいいですが、少しかしこまった状況では「お金=ングン เงิน」を使った方がいいです。「お金=タン ตังค์」は相手に少しぶっきらぼうな印象を与えるので、気をつけましょう。

屋台での食事後に「お勘定!」と言いたい時には、「ゲップタンカップเก็บตังค์ครับ(お勘定!)」とか「キットタンドゥアイคิดตังค์ด้วย(お勘定!)」を使います。また、仲の良い友達とお金の話題について話す時も「タン ตังค์」を使って話しても大丈夫です。

จ่ายตังค์หรือยัง
ジャーイ タン ルーヤン
もうお金払った?

เก็บตังค์เพื่อซื้อรถ
ゲップ タン プア スー ロット
車を買うためにお金を貯める。

丁寧に言う場合は「お金=ングン เงิน」

お金(丁寧に使う)
発音
タイ語 เงิน
発音記号 ŋən
タイ語カナ ングン
前述しましたが、「お金=タン ตังค์」に対して、「お金=ングン เงิน」の方が丁寧な使い方をします。また、書き言葉の際には「お金=ングン เงิน」を使います。

この「お金=ングン เงิน」という単語は、日本人にはちょっと発音がしにくいですが、色々な単語とくっついて応用が利く言葉なので、ぜひマスターしましょう。

「給料=ングンドゥーアン เงินเดือน」「おつり=ングントーン เงินทอน」「両替する=レークングン แลกเงิน」「お金を下ろす=トーンングン ถอนเงิน」など、お金に関する表現によく使われています。

コインを意味する「リーヤン เหรียญ」

お金(コインを意味する)
発音
タイ語 เหรียญ
発音記号 rǐan
タイ語カナ リーヤン
お金の種類の中で、硬貨(コイン)を区別して言いたい時には「リーヤン เหรียญ」を使います。

หยอดเหรียญที่นี่
ヨート リーヤン ティーニー
ここにコインを入れる。

มีเหรียญ10บาทไหม
ミー リーヤン シップバー マイ
10バーツコイン持ってる?

お札を意味する「ベンแบ๊งค์」「タナバットธนบัตร」

お金(お札を意味する)
発音
タイ語 แบ๊งค์
発音記号 bɛ́ŋ
タイ語カナ ベン
「ธนบัตรタナバット」は書き言葉や少しかしこまった状況下で使う言葉。話し言葉の場合は「แบ๊งค์ベン」を使います。

ตู้ATMใช้ได้แต่ธนบัตร
トゥー ATM チャイ ダイ テー タナバット
ATMはお札しか使えない。

มีแบ๊งค์100ไหม
ミー ベン ヌンローイ マイ
100バーツ札持ってる?

小さい単位のお金を意味する「サターンสตางค์」

お金(小さい単位)
発音
タイ語 สตางค์
発音記号 sataaŋ
タイ語カナ サターン
タイのお金の単位は、ご存知の通り「バーツบาท」ですが、スーパーやコンビニでは今でも「サターンสตางค์」というお金の単位も使われています。

サターンは1バーツより小さいお金の単位で、100サターンが1バーツです。25サターン、50サターンという小さなコインも流通していますが、個人商店などでは取り扱われていません。

財産という意味で使いたい場合は「シン สิน」を使う

お金(財産)
発音
タイ語 สิน
発音記号 sǐn
タイ語カナ シン
日常、私達が手にするお金と違って、財産、資産という意味の場合は「シン สิน」という言葉があります。

ですが、この言葉は単独で使うことはなく、色々な言葉とくっつくことで意味を持つ言葉です。

「貯金=オームシン ออมสิน」「資産=サップシン ทรัพย์สิน」「負債=ニーシン หนี้สิน」など、決まった表現で使われています。

まとめ

いかがでしたか?きっと日々使っているお金を表す言葉ですが、理解は深まったでしょうか。

色々と覚えるのが大変で・・・という場合は、幅広く色々な場面で使える「お金=ングン เงิน」をまず覚えて使うことをお勧めします。