【ネイティブが使う】タイ語で「教える」や「説明する」の言い方と使い方

本記事で学べるタイ語

  • 教える(学問・スポーツ等):ソーンสอน
  • 教える(住所・電話番号等):ボークบอก
  • 説明する:アティバーイอธิบาย

タイ人との日常会話の中で「◯◯を教えます」「□□を教えてください」などを言いたくなることもあるかと思います。

そんなときは状況に応じて3つの単語を使い分ける必要があります。

本記事では、タイ語で「教える(説明する)」や「教えてください」などの言い方と使い方について詳しく紹介します。

学問的なことを教える時にはタイ語「ソーンสอน」を使う

教える
発音
タイ語 สอน
発音記号 sɔ̌ɔn
タイ語カナ ソーン
「学問的」と書きましたが、ノウハウを伝える意味の「教える」は「ソーンสอน」を使います。

例えば、タイ語を教える、数学を教える、サッカーを教える、ピアノを教えるなどは「ソーンสอน」を使います。

住所や電話番号を教える時はタイ語「ボークบอก」を使う

教える
発音
タイ語 บอก
発音記号 bɔ̀ɔk
タイ語カナ ボーク
情報を教えてほしいという時には、「ボークบอก」を使います。

例えば、名前や住所、電話番号、暇な日や時間などを教える、教えてほしいときは「ボークบอก」を使います。

説明するときはタイ語「アティバーイอธิบาย」を使う

説明する
発音
タイ語 อธิบาย
発音記号 athíbaay
タイ語カナ アティバーイ
何かについて詳しく説明するとき、してほしいときには、「アティバーイอธิบาย」を使います。

例えば、使い方を説明してほしい時や事情を説明してほしい時などは「アティバーイอธิบาย」を使います。

タイ語で「教えてください」はどう言う?

では、実際にタイ人にお願いしたい時には何と言ったらいいのでしょうか。

実は、タイ語で「~てください」「〜してほしい」という言い方はたくさんあります。

タイ語で「~てください」「〜してほしい」

  • ガルナー กรุณา …
  • チュアイ … ハイノイ ช่วย … ให้หน่อย
  • チュアイ … ダイマイ ช่วย … ได้ไหม
  • ヤーク ハイ อยากให้ …

使う動詞との相性もあるので、「これ!」という訳にはいかないのですが、今回は上記で挙げた「ガルナーกรุณา…」「チュアイ…ハイノイช่วย…ให้หน่อย」「チュアイ…ダイマイช่วย…ได้ไหม」「ヤークハイอยากให้…」の4つについて見ていきましょう。

ガルナーソーン กรุณาสอน

丁寧なお願いの仕方でよく出てくる「ガルナーกรุณา…」ですが、残念ながら「教えて」という時にはあまり使いません。

チュアイ ソーン … ハイノイ ช่วยสอน…ให้หน่อย

「チュアイ … ハイノイ ช่วย …ให้หน่อย … 教えてよ。」は友達や親しい人に使う表現なのと、ちょっとぶっきらぼうな感じがする表現なで注意しましょう。

この表現を使いたい時は、文末に「… ダイマイ…ได้ไหม」をつけたり、「ナ นะ」をつけたりしてください。

ช่วย สอน ภาษาไทย ให้หน่อย ได้ไหม
チュアイ ソーン パーサータイ ハイノイ ダイマイ
タイ語を教えてください

ช่วย สอน ภาษาไทย ให้หน่อย นะ
チュアイ ソーン パーサータイ ハイノイ ナ
タイ語を教えてください

チュアイソーン … ダイマイ ช่วยสอน … ได้ไหม

この表現ならほとんどの場合で問題なく使えます。疑問文にすると表現が柔らかくなるのはタイ語も日本語も同じですね。

ช่วย สอน ภาษาไทย ได้ไหม
チュアイ ソーン パーサータイ ダイマイ
タイ語を教えてください

ヤーク ハイ ソーン อยากให้สอน

「ヤークハイ… อยากให้ …」という表現ですが、「ヤーク อยาก」が自分の希望を表す言い方なので、「てください」というより「てほしい」というニュアンスになります。「ヤークハイ อยากให้」のうしろに誰にしてほしいのかを入れて、「○○に△△してほしい」という文にもできます。

อยากให้ เขา สอน ภาษาไทย
ヤークハイ カオ ソーン パーサータイ
彼/彼女にタイ語を教えてほしい。

ガルナー アティバーイ กรุณาอธิบาย

丁寧な言い方で、後ろに何の説明をしてほしいのか入れれば使えます。

กรุณา อธิบาย วิธีใช้ เครื่องนี้ ครับ/ค่ะ
ガルナー アティバーイ ウィティーチャイ  クルーアンニー クラップ/カ
(この機械の使い方を教えてください。)

チュアイ アティバーイ … ハイノイ ช่วยอธิบาย …ให้หน่อย

「ソーン สอน」の所でも書きましたが、友達や親しい人に使う表現なのと、このまま使うと、ちょっとぶっきらぼうな感じがする表現なで、注意しましょう。

「アティバーイอธิบาย」と「ハイノイให้หน่อย」の間に、何を教えてほしいのか入れて使います。

チュアイ アティバーイ … ダイマイ ช่วยอธิบาย … ได้ไหม

「アティバーイอธิบาย」を使う時も、この表現が一番無難だと思います。これも、「アティバーイอธิบาย」と「ダイマイได้ไหม」の間に、何を教えてほしいのか入れて使います。

ヤーク ハイ アティバーイ อยากให้อธิบาย

「てください」というより「てほしい」というニュアンスになりますので、気をつけましょう。

ガルナーボーク กรุณาบอก

「ガルナーกรุณา」が丁寧なお願いの言い方なのに対し、「ボーク บอก」がちょっとフランクな言い方なので、一緒に使えないことはないのですが、使うとアンバランスな感じがします。

「名前を言ってください。」などで使う時は「ガルナー ジェーン チュー ドゥアイ クラップ/カ กรุณาแจ้งชื่อด้วยครับ/ค่ะ」のように「ジェーンแจ้ง」を使ったりします。

チュアイボークハイノイ ช่วยบอกให้หน่อย

この表現で「ボークบอก」を使うと、「伝えて」という意味になります。

ช่วย บอก เขา ให้หน่อย นะ
チュアイ ボーク カオ ハイノイ ナ
彼/彼女に伝えてくださいね。

チュアイボークダイマイ ช่วยบอกได้ไหม

この表現は「伝えて」という意味でも「教えて」という意味でも使えます。

ช่วย บอก เขา ได้ไหม
チュアイ ボーク カオ ダイマイ
彼/彼女に伝えてくれる?

ช่วย บอก เบอร์โทร ได้ไหม
チュアイ ボーク ブートー ダイマイ
電話番号言ってくれる?

ヤークハイボーク อยากให้บอก

これも「伝えて」の意味で使うことが多いです。

อยากให้ บอก เขา ว่า พรุ่งนี้ ไม่ต้อง มา นะ
ヤークハイ ボーク カオ ワー プルンニー マイトン マー ナ
彼/彼女に明日は来なくていいよって伝えてくれる?

いかがでしたか?「教える」という意味のタイ語の使い分け、それから、実際に頼むときによく使う表現について理解が深まったでしょうか?