タイ語「近い・遠い」のクライの発音方法と聞き分けのコツ

本記事で学べるタイ語

  1. グライ ใกล้(klây):近い
  2. グライ ไกล(klay):遠い

タイ語で「近い」と「遠い」は両方「グライ」といいますが、発音がよく似ていて非常に紛らわしい単語です。

そこで大事なのが声調です。声調を間違えるとまったく反対の意味になってしまいます。

本記事では、タイ語「近い・遠い」のクライの発音方法と聞き分けのコツを紹介します。

タイ語の「近い・遠い=グライ」の発音の違い

タイ語の「近い」の発音方法
・第三声調(下声):高い場所から低い場所へ一気に落とすように発音するのが特徴
・近いの「klây グライ↘」は音が短め
タイ語で「遠い」の発音方法
・第一声調(平声):意識することなく普通の声の高さで発音するのが特徴
・遠いの「klay グライ→」は音が長め

そして、タイ人との会話の中では「klay グライ」が「ガイ」に聞こえることも特徴の1つです。

それは、タイ語はよく二重子音のLやRが省略される傾向にあるからです。

ここだけの話、タイ語に慣れていない日本人でも「グライ」と丁寧に発音するより「ガイ」と言う方が通じやすくなりますよ。もちろん声調を間違えないのが前提です。

タイ語で「近い=グライ」の発音方法と使い方

近い
発音
タイ語 ใกล้
発音記号 klây
タイ語カナ グライ
まず、日常会話では、近いの「グライ↘」は2回重ねて、「グライ↘グライ↘」と言うことが多いです。

「グライ↘グライ↘」で、「近い・近く」という意味です。

ユー グライ グライ อยู่ใกล้ๆ(yùu klây klây)→ 近くにいます。

2回繰り返して言っている場合は「近い」という意味になるので、覚えておきましょう。

タイ語で「遠い=グライ」の発音方法と使い方

遠い
発音
タイ語 ไกล
発音記号 klay
タイ語カナ グライ
一方で、遠いの「グライ→」は1回しか言わないことがほとんどです。「グライ」で「遠い・遠く」という意味になります。

そのため、タイ語で「グライグライ」と2回言われたときは、おそらく「近い」と言っていると思っていいでしょう。

ユー グライ อยู่ไกล(yùu klay)→ 遠くにいます。

まとめ

タイ語「近い」「遠い」の発音方法と聞き分けのコツを解説しましたが、いかがでしたか?

タイ語の「近い」の発音方法
・第三声調(下声):高い場所から低い場所へ一気に落とすように発音するのが特徴
・近いの「klây グライ↘」は音が短め
タイ語で「遠い」の発音方法
・第一声調(平声):意識することなく普通の声の高さで発音するのが特徴
・遠いの「klay グライ→」は音が長め
何度もタイ人と話をしていれば発音にも慣れてきます。頑張って感覚を掴んでいきましょう。