【状況別】タイ語で「よろしくお願いします」の言い方4つを徹底解説

日本語の「よろしくお願いします」という言葉は非常に使う範囲が広く、何かと便利な言葉ですよね。

タイ語にも「よろしくお願いします」はありますが、日本語ほど使用範囲は広くありません。

ただ、初対面での挨拶や、何かを依頼する時に使う必須の表現なので、是非覚えておいて下さい。

① 初めて出会った時(初対面)の「よろしくお願いします」

よろしくお願いします
発音
タイ語 ขอฝากเนื้อฝากตัวด้วย
発音記号 khɔ̌ɔ fàak nʉ́a fàak tua dûay
タイ語カナ コー ファーク ヌア ファーク トゥア ドゥアイ
初対面で使う「よろしくお願いします」は、タイ語で “コー ファーク ヌア ファーク トゥア ドゥアイขอฝากเนื้อฝากตัวด้วย” と言います。

少し言いづらい表現ではありますが、それぞれの単語の意味を見るとこうなります。

コー ขอ(khɔ̌ɔ)→ ください
ファーク ฝาก(fàak)→ 預ける
ヌア เนื้อ(nʉ́a)→ 肉
トゥア ตัว(tua)→ 身体
ドゥアイ ด้วย(dûay)→ ください(”コーขอ”と一緒に使う場合が多い)

そのまま訳すと、「私の肉も身体もあなたに預けさせてください」といった意味になります。

日本人のようにそこまで頻繁には使いませんが、改まった場面では便利な言葉ですので、覚えておくといいでしょう。

日本語だと、「初めまして。よろしくお願いします。」と初対面の冒頭で使用することが多いと思いますが、タイ人の感覚だと、どちらかというと初対面で会話をした別れ際に使用することの方が多いです。

② 頼みごと(依頼)をする時の「よろしくお願いします」

〜しておいてください(よろしくお願いします)
発音
タイ語 ขอฝาก ~ ด้วย
発音記号 khɔ̌ɔ fàak 〜 dûay
タイ語カナ コー ファーク 〜 ドゥアイ
依頼をする時は、タイ語で “コー ファーク ~ ドゥアイขอฝาก ~ ด้วย” を使います。”~” の部分には依頼する内容を入れます。

コー ファーク ゲッ(プ) ガオイー ドゥアイ ขอฝากเก็บเก้าอี้ด้วย → イス片づけておいて下さい。

もう少し丁寧な言い方をしたい場合は、

コー ファーク ソン(グ) イーメー(ル) ハイ ドゥアイ ナ クラッ(プ) ขอฝากส่งอีเมล์ให้ด้วยนะครับ → メールを送っておいて下さいね。

“ハイ ドゥアイ ナ クラッ(プ) ให้ด้วยนะครับ” にすると、少しやわらかい感じになります。

同じ意味で、このような言い方もあります。

コー ロッ(プ)グアン ソン(グ) イーメー(ル) ハイ ドゥアイ ナ クラッ(プ) ขอรบกวนส่งอีเมล์ให้ด้วยนะครับ → メールを送っておいて下さいね。

“コー ファークขอฝาก” のところを”コー ロッ(プ)グアン ขอรบกวน” に変えただけですが、直訳すると「迷惑を掛ける」という意味なので、「面倒掛けるけど、~よろしくお願いしますね」という感じのニュアンスになります。

また、元々その前に会話をしていて依頼する内容をお互いに理解する中で「お願いしますね」と言う場合は、”コー ファーク ドゥアイขอฝากด้วย” 、または “コー ロッ(プ)グアン ドゥアイขอรบกวนด้วย”だけでも大丈夫です。

③ その場にいない人に対して伝える時の「よろしくお願いします」

〜と伝えてください(よろしくお願いします)
発音
タイ語 ฝากบอก
発音記号 fàak bɔ̀ɔk
タイ語カナ ファーク ボーク
次に、その場にいない人に何かを伝えてほしい場合の「よろしくお願いします」です。(日本でいう、「彼によろしく伝えておいてくださいね」のニュアンス)

ファーク ボーク コープクン カオ ドゥアイ ナ クラッ(プ) ฝากบอกขอบคุณเขาด้วยนะครับ → 彼にありがとうと伝えて下さいね。

このような形で、第三者に何かを伝えたい時は、”ファーク ボーク ฝากบอก” を使います。

④ 会議や打ち合わせ、プレゼンの時の「よろしくお願いします」

(会議などを)はじめます(よろしくお願いします)
発音
タイ語 สวัสดีครับ
発音記号 sawàtdii khráp
タイ語カナ サワッディー クラップ
こちらは結論から言うと、「よろしくお願いします」は使いません。

こういう場面では普通に、”サワッディー クラッ(プ) สวัสดีครับ” を使います。

普通に挨拶で始める感じで大丈夫です。(*女性はクラップではなく、”カ คะ(khá)”をつける)

主な場面として4つの場面をご説明しましたが、日本語ほど広い意味の「よろしくお願いします」ではありませんので、上記で書いた場面でまずは使ってみて下さい。