タイの水事情について詳しく教えて欲しい。
こういった疑問にお答えします。
本記事の内容
- タイの水事情について
- タイ旅行時に水に関して注意すべきこと
水質が綺麗な日本では、水道水を飲めるのが当たり前になっていますが、微笑みの国”タイ”ではどうでしょうか。旅行時にタイの水事情について気になる方もいるかと思います。
今回は、元タイ在住歴4年の僕が、タイの水事情について詳しく解説しますので、渡航予定の方は是非参考にされて下さい。
タイの水道水は飲めるのか?
首都圏水道公社、地方水道公社によると、タイの水道水は世界保健機関の定めた水質基準を満たしています。
しかしながら、タイの水道水は飲むことができません。(飲まない方がいいでしょう。)
それは水道管の汚れや劣化などが原因で、蛇口から出る水に不純物が含まれていることが多いからです。
実際に、水が濁っていることもありますし、若干色があったり、サビ臭いなどが見受けられます。
自動販売機に関するこんなニュースも。
保健省保健局は5月24日、自動販売機で売られている飲料水の約40%が飲料水としての基準を満たしていないとの調査結果を発表。調査は全国の自動販売機を対象に昨年に実施された結果、飲料水の約4割はバクテリアが多く下痢をする恐れがあるなど飲用に適さないものだったという。同局のダナイ副局長は「自動販売機で飲料水を買う場合は管理の行き届いた自動販売機であるかをチェックしてほしい。自販機にはいつ点検したかを示すシールが貼られているが、これを確認してほしい。またこのシールには会社名や点検した者の名前がなければならない」と説明している。
バンコク週報Web・25/05/2017配信から引用
タイでは、水は買って飲みましょう
タイ人も例外ではなく、みんな水は買って飲んでいます。
屋台やレストランの料理にも、水道水ではなく購入したお水を使用しているので心配は要りません。
「水=買って飲む」という習慣から、街に点在するコンビニやスーパーには、様々なサイズ・メーカーのお水が販売されています。
なお、コンビニでの参考価格は以下の通りです。
タイ産ミネラルウォーター:10~14バーツ程
ヨーロッパ産ミネラルウォーター:30〜40バーツ程
※500mlの価格です。
※1バーツ≒3.5円
レストランや屋台で提供される水には注意が必要
日本には、『お冷』というサービスがありますが、タイでは、お水は購入して飲むものなので、注意しましょう。
屋台では、テーブルに無料の蒸留水がプラスチックポットに入って置いてあることがあります。
地元で生活している人々は、そのまま飲んでも問題ないのですが、旅行者の方の中にはごく稀にお腹を壊してしまう方もいます。
心配な方は、10バーツ前後で有料のドキンキングウォーターが売られているので、購入して飲むようにしてください。
また、ドリンキングウォーター購入時に、コップに氷を入れてくれる屋台があります。大抵は市販の氷を使っており安全なのですが、ごく稀にお腹を壊してしまう方もいます。
タイ人や在タイ日本人の方はよく利用しているのを見かけますが、心配な方は利用しないでおきましょう。
知ってて得する!タイ旅行時の水事情
屋台やレストランでの飲み水に関しての注意書きはガイドブックにもよく記載されていますが、
他にも配慮しておくべきこ点が幾つかあるので、ついでに挙げておきます。
歯磨きに水道水を使うのは危ないのか?
歯磨きや、うがい、口を濯ぐ程度なら、ホテルの水道水を利用してもそれほど問題はありません。
ただし、間違っても飲まないようにしましょう。
とはいえ、心配な方もいると思うので、ポットで一度沸かした水や、ペットボトルの水を利用するのがいいでしょう。
シャワー後は髪がガシガシになる可能性も・・・
タイの水の数値は、日本の倍ほどある硬水です。そのため、シャワーを浴びた後は髪がガシガシになり、きしむ感じがするのはよくある話です。また、ホテル常備のシャンプーやリンスもそこまで質が良いとはいえません。
男性ならまだしも、女性なら気にする方も多いと思います。
なので、タイへ行く際は、持ち運びが可能な日本製の旅行用シャンプーセットを持っていくのがオススメです。
まとめ
いかがでしたか?
タイで水を飲む際は、必ずコンビニやスーパーでドリンキングウォーターを買うようにしましょう。